* 雨の思い出

2010/07/22 | Filed under 動物, 生活 | Tags .

といっても先週の今頃の思い出です。梅雨明けとともに猛暑の日々が続き、今年は太陽の黒点活動が減ってて寒冷化というニュースを半年くらい前に見たのにもかかわらず、やっぱり日本の夏という感じですが、(寒冷化と言っても、年平均気温が0.5度下がるくらいとのことでしたので、こんなものかもしれません)先週の今頃、西日本は大雨で、わが家の近所を流れる高野川も大増水していました。

堤まで水が来て、カヤネズミが棲んでいたかもしれない、川縁のオギの大群落も完全に水没・・・

すると、堤の石垣に、亀が濁流から避難して休んでいるのを見つけました。(しかもこれ、スッポンのようです。かなり大きくて、全長40cmくらい。当初、全然動かないので、死んでいるのかと思ってじーっと見ていると、30秒に一回くらい、ぱちっとまばたきをするので、生きているということがわかりました。

しかも、少し離れた所には、くさがめ(たぶん)もいました。こちらも大きさは30〜40cmくらいあります。

上流から、激流に流されてきてしまったのでしょうか。

近所の友達に、高野川でスッポンや亀を見た話をすると、その人の友達も、先だって出町柳の橋近くでスッポンをつかまえて食したことがあるそうです。野生のスッポンは、血液の中に寄生虫がいるので、生き血を飲むのは御法度、そして泥臭さを抜くために、捕獲後、2週間程自宅で真水の生簀を作って飼育しておいてから、さばいたそうです。

なんとワイルドな。

ふと、夫の友人で、いかにもスッポンをさばいたりしそうな人物が一人思い浮かんだのですが、とにかく、私はスッポンは独特のえぐ味が好きになれないし、生きてるのを眺める方が楽しみなので、食べようという発想はありません。

今週、川はまだやや水は多めですが、なぎたおされたオギの群落もまた水面から顔を出し、すっかり水に浸かった所に生えていたオニユリも、また咲いています。もちろんあのスッポンも亀も、もう姿はみえません。



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