Archive for the ‘リネン’ Category

* お医者さんのエプロン

2009/06/17 | Filed under リネン | Tags .

先週できあがったばかりの,オリジナルプリントのエプロン。姫路の,くろさか小児科アレルギー科様からの特別オーダーでLINNETがお作りしました。

プリントからオリジナルで柄を起こして、エプロンの型も,今まで使われていたものを元に少し修正を加えて、あらたにパターンを起こして作ったものです。

柄を考える際にいただいたリクエストは、大きめの花柄で,所どころに,動物や小鳥などがこっそりいるようなのにして下さい、ということでした。病院にやってきた子供たちが,それを見つけて「あ!」と指差したりするのだそうです。そんな細やかな配慮に,とても感動しました。

こんな華やかなエプロンは,今回わたしたちが作らせて頂いたものでもう3代目とか。院長先生が渡英された時に、現地の病院で,明るい大きな花柄のカーテンがかかっていたことが印象的で、ご自分の病院でもぜひ、そんな雰囲気作りをしたいと思われたとのことです。

自分がお仕事させていただいたから,という訳ではなく,こんな素敵な病院があるということに,素直にびっくりしました。それと共に、こういう場に,絵を起用していただいたということが,とても嬉しく、やりがいを感じました。

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* いつものわたし、ナチュラルな服 (続)

2009/03/20 | Filed under アート, リネン, 動物, | Tags .

明日からLINNETで、「いつものわたし、ナチュラルな服」に収録の作品をセレクトして展示します。編集さんの手元から戻ってきた作品を箱から取り出していると、撮影のときのことを思い出します。

お洋服の本を作る時に、いつも悩むのがスタイリングのこと。わたしの場合、プロのスタイリストさんとは違って、特定のテーマを設定して、スタイリングを創造するような能力がありません。ですから、スタイリングと言っても、いつも結局、自分の持っているものを作品に合わせることしか出来ません。ただ、出来上がってみると、それはそれで、まぎれもない そのまんまの素の自分の世界が本になっている気がします。

今回も、学生の頃好きだった古いレコードのジャケットや、好きな洋書など、身の周りにいつもあるものを洋服に合わせました。P18,19,22に写っている植物標本は、夫の叔母が若かりし頃、留学先のアメリカの大学の授業で作ったという押し花の標本を、特にわたしに、と叔母が言ってくれて譲り受けたものです。律儀な叔母の手がき文字で、植物の名前などの情報が書き込まれたそれは数百枚もあるのですが、叔母亡き今、大切な形見でもあります。この標本自体が本当に素敵なので、額に入れようと思って出してみた所、ふと思い立って、その中の一部を服に合わせてみました。明日からの展示では、その標本もLINNETに置いて、お客様に見て頂きたいとおもっています。

撮影は去年の9月の始め頃。その頃から、うちの台所のお勝手口に、子猫が遊びに来るようになったのです。頭からおしりまでの長さが20cmくらいしかなかった子猫は、姪の持っている猫のぬいぐるみにそっくりで、姪たちがつけた、そのぬいぐるみの名前をもらって「ニャンカ」とよぶようになりました。夏の終わりで、いつも網戸にしていたお勝手口に、撮影の間もニャンカが遊びに来るので、皆さんに見てもらったりしました。

あれから7ヶ月近く。ほとんど大人に近づいたニャンカ、実は、今はうちの家族なのです。今は外にも出かけたがらなくなり、完全室内暮らしで家の中を走り回っています。他の猫3匹とも、仲良くなりました。上の写真は、本の撮影の合間に撮った、子猫時代のニャンカです。

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* いつものわたし、ナチュラルな服

2009/03/19 | Filed under アート, リネン, | Tags .

新しい本「いつものわたし、ナチュラルな服(文化出版局)」が出来上がりました。

 

表紙にもなっている、ピンタックいっぱいのドレス。アンティークのシャツを参考に、最初は肩幅を広く、肩が落ちるデザインで作りました。でも、自分で着てみると、なんだかすごく、太って見える。。。そして、細い方が着たとしても、ちょっと無駄に大きく見えそうな感じ。そう、思い直して、肩まわりをスッキリさせて、作り直したのです。アームまわりなどは、ゆったりととって、着心地よく。

見た目はスッキリ、でも着るとゆったり。それが、わたしの作りたい、自分で着たい服なのだな、と今回あらためて思いました。

スッキリといえば、p20のロールネックのワンピースも、首が長く、小顔に見えます。このワンピース、クラシックのポースレインブルーで作りました。モデルさんに着てもらったら、ものすごく似合っていて、思わずうっとり。。。そういえばここ数年、こういうちょっと大人っぽいワンピースを着ていないので、自分用にも作りたいと思っています。

LINNETのサイトやお店でも、たくさんのお問い合わせをいただいている、バラのコサージュの作り方も、「いつものわたし、ナチュラルな服」にご紹介しています。

新しい本、楽しんでいただけることを ねがっています。

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* さんぽ

2009/01/20 | Filed under アート, リネン, , | Tags .

2009年になってもう半月以上が過ぎてしまい新年のごあいさつが遅くなりました。今年が皆様にとって、静かで穏やかな年になりますように。今年もどうかよろしくお願いいたします。

年末年始,ほとんどアトリエで仕事をしておりました。今年は,春に書籍が2冊ほぼ同時に刊行になります。大人服の本「いつものわたし、ナチュラルな服」と、「野の花えほん」です。

ほとんどこもりきりの毎日でしたが、時々は友人に会えたり,週末は夫と近所を散歩したりすることで、気分転換していました。いつもの散歩コースはだいたい2通り,糺の森を抜けて川べりから戻ってくる」か、その逆かどちらかです。落葉樹の多い森の中は,冬の方が光がたくさん射していて,木漏れ日がきらきらと小川にそそいでいます。

帰りに高野川を歩くと,鴨がいっぱい。きっともうすぐ雛が生まれるんじゃないかな。「野の花えほん」では高野川をイメージした風景も描きました。

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* 生地のなまえ

2006/11/24 | Filed under リネン | Tags .
LINNETで新しい色やデザインの生地やリネン糸を作ったとき、名前をつけるようになりました。
たぶん、品番だけでは間違えてしまうし、生地の織り方や単純な色名だけではなく、ひとつひとつの色やデザインを考えたときの思いとか、そういったものをこめて名前をつけたいと思ったのがきっかけです。その方が、きっとイメージをよりお伝えできるし、種類がすこしずつ増えても、わたしたちにとっても区別がしやすいからです。
今月は、オリジナルデザインのピートツィードのチェックを2種類アップしました。ブラックウォッチは、ベーシックなブラックウォッチだけれど、LINNETらしいひと味違うものを作りたくて、デザインを起こしたものですが、ブラックウォッチというベースがあるということでその名前を踏襲しました。ブラックウォッチというのは、スコットランドの警備隊のことなのだそうですね。サンドパイパーは鳥の名前で、日本では「イソシギ」と呼ばれています。イソシギは水辺にいるかわいらしい鳥で(でも小鳥というより、やや大きめ)、ひそかに動物&鳥図鑑を眺めるのが好きなわたしは、このチェックが出来上がったときに、迷わず「サンドパイパー」という言葉が浮かんできました。
プレーンなリネンや糸につける名前は、つい絵の中の色を思うときのような気持ちでつけるものが多くなります。今月の新しい色は「ヘザー」、heather、エリカとか、ヒースとか呼ばれる花の名前。日本でも鉢植えでおなじみです。いつも使う色鉛筆の中の、好きな色の中にこんな色があり、その色名が「ヘザー」だったから、この名前にしました。ヘザーは低木で、この間書いた「嵐が丘」という小説の舞台にもなったイギリスのmoor(荒野)と呼ばれる場所には、いっぱい自生しているのだそうです。わたしは、実際に自生しているのを見たことはないのですけれど、ヘザーの花は、ひとつひとつはもっと鮮やかな色です。でも、写真で見ただけなのですが、茶色い岩肌が所どころ露出している草原にヘザーの花が咲いているときに、こんなふうにスモーキーな渋い色に見えるように思います。このシリーズのリネンは、どうしてか実際に企画していたとき以上に、出来上がると品の良い色になります。発色がどことなく渋く、ほんとうにシックな雰囲気に仕上がるのです。ヘザーも、期待していた以上にすてきな色になりました。余談ですけれど、イギリスでは「ヘザー」は女性の名前としてもポピュラーみたい。ポール・マッカートニーの2番目の奥さんの名前もヘザー・ミルズさんでした。
グリーンのリネン糸には、草木の名前をやっぱりつけたくなります。エルダー(にわとこ)ホーリー(ひいらぎ)、それにルーはハーブの名前。鮮やかな青緑色の葉っぱがとてもきれいなミカン科のハーブです。ひとつひとつのリネン糸の色を眺めながら、草木の香りをおもいうかべます。

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* リネンのワッフル

2006/08/26 | Filed under リネン | Tags .
リネンのワッフル織りがあるといいな、というのはもう本当に何年も前から思っていて、ときどき機屋さんから、サンプルを見せて頂いたりしたこともあったのですが、「ワッフル織り」のあの凹凸感に対する期待が大きすぎたのか、何となく、「これだ!」というものに巡り会えませんでした。
ワッフルと言っても、かなり平らで、模様織りみたいに見えたりしたものもあり、リネン100%っていうのは、あんまりワッフル織りには向いていないのかなと思ったりしていたのです。ワッフルならハーフコットン、またはコットン100%の方が、良さが出るのかな。そんなふうに思ってきました。
でも、今回、機屋さんが見せてくださった織り見本を見て、「これだ!」ということになり、織って頂くことになりました。今日の新着アップから、ご紹介をしています。密度の高い、しっかりめのワッフル織りです。ワッフルらしい凹凸感もばっちり出ていて、とくにマットにしたとき、足触りが最高な雰囲気です。コットンのワッフルに比べて重量感があって、床に落ち着きの良いのも魅力です。
 
ところで、この夏は、最終日になんとかギリギリ間に合って、見る事ができました。「藤田嗣治展」・・・
Foujitaって、何となく名前と、有名な2〜3枚の絵くらいは知ってるけど、あんまり詳しくは知りませんでした。と思っていたら、やっぱり今まであまり画集も出版されておらず、日本では展覧会もほとんどなかったのだそうです。京都では、日仏会館の1FのカフェがLe Foujitaっていう名前だったのですが、例えばそんな事くらいでしか、普段は思い出さないような、そんな感じですが、日本の外、とくにフランスではとても有名だったのですね。
とにかく現物の絵が見たい一心で、すごい人ごみをかきわけて、見て参りました。
うーん、見てビックリ。油絵のカンバスが、つるっつるで、テカテカと光っているのです。まるで、ほんとに陶器みたい。そして、丁寧に、繊細に描いてあります。「うまいねえ〜〜〜〜」と思わずつぶやくと、夫が苦笑してましたが、素朴な感想はそれでした。
素直に表現すると、藤田はとっても絵が達者な人。達者というと、妙に技巧に走っているというイメージもありますが、そういう事だけでなく形にも線にも表情と味わいもあって、技術も巧み。そして、あのテカテカのマチエールはすごい!綺麗!びっくり。どうも秘密の技法らしくて、今も謎らしいのですが、絵が工芸品だということを改めて感じるようなマチエールでした。
余談ですが藤田はとっても手が器用で、お裁縫も得意で、若い頃はファッション業界に進もうかと真剣に考えたこともあっとか。自分で縫ったという帽子やショルダーバッグも一緒に展示されていましたが、素敵でした。
 
今日の写真は、わたしが前に描いた絵です。ヘクソカズラです。ちょうど今の季節、空き地とかに生えている大好きな草です。

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* Grass & Grass

2006/08/23 | Filed under リネン, | Tags .
みなさん、サイト上ではとてもご無沙汰しています。厳しい残暑の毎日ですが、お元気ですか?夏バテには気をつけてくださいね。このたび、日記をブログにお引っ越ししました。今まで更新が全然できなかったのですが、これでもう少しできるようになるかも、と希望を持っています。管理がちゃんとできるかわからないので、コメント欄とトラックバックは今の所なしの状態ですが、よろしくおつきあいください!
そうそう、まずはお知らせを。。。9月には東京のオルネ・ド・フォイユさんで9日からLINNETが出展させて頂く事になりました。今回はかなりたくさんのファブリックなどをお持ちさせて頂く予定にしています。期間限定のキットなども計画中です。みなさまのお越しをお待ちしております。
 
上に貼った写真は、フランスに本部のあるマスターズ・オブ・リネン協会の方にいただいた写真集 [Voyage au Pays du Lin] です。畑からフラックスの繊維工場、織物工場、それからクチュールの現場まで、フラックスとリネンの生産現場やそこで働く人たちの表情が、モノクロのちょっとハードな感じの写真におさめられています。
リネンに携わる仕事って、わたしたちみたいなお店とか、雑貨やお洋服作りに関係した部分、そしてエンドユーザーに近づけば近づく程女性が多いので、なんとなく女性の世界のような気がするのですが、この写真集では、リネンの「男の仕事」的部分がクローズアップされていて、
ちょっと違った雰囲気です。LINNETの店頭にdisplayとして置いていますので、ご来店のときには、ぜひご覧になってみてください。

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