* イギリスの野の花えほん

2010/07/03 | Filed under アート, , | Tags .

「野の花えほん 秋と冬の花」がやっともうすぐ校了になり、今月末の刊行予定です。ここ数ヶ月、作業でほとんどずっと籠っていました。

不器用かもしれませんが、集中して籠る、こういう状態がけっこう好きです。LINNETに出勤するのは月に数回ですが,お客様やいろいろな方にお会いすることで,自分にとっては気分転換になっているようです。

「イギリスの野の花えほん」あすなろ書房

ところでこの春、野の花えほんと同じ版元さんから,野の花えほんのイギリスの友だち,みたいな素敵な本が出ました。「ねこのジンジャー」の作者、シャルロット・ヴォーク作です。わたしも若い頃、イギリスでのステイ中に野草の魅力にとりつかれたので,イギリスの野草はとても懐かしい。

イギリスの野草は,ハコベのように日本と同じものも少しはあるものの,日本にはないものも多いのですが,この「イギリスの野の花えほん」で,ほとんどすべての花が、ちゃんと日本語の名前に訳されています。それといつも思うのですが、日本で翻訳本が出ると、日本版の印刷は原書より美しいことが多いです。この本も、じつはイギリス版を持っていたのですが,見比べるとやっぱり日本の本は,印刷がきれいです。そして,イギリス版はペーパーバックですが,日本語版はちゃんとしたハードカバー。最近、海外の絵本はペーパーバックが激増していて,逆に日本では絵本はハードカバーが基本です。なんだか一昔前と逆転しているな,と思います。



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